オリゴ糖の主な種類A「フラクトオリゴ糖」
フラクトオリゴ糖は、一般的な食品に含まれているオリゴ糖です。たとえば、タマネギやゴボウ、ハチミツなどに含まれています。
人工的に生成することもでき、この場合は砂糖とフラクトシルトランスフェラーゼ(酵素)によって作られます。
フラクトオリゴ糖には消化器官で消化されにくい特徴があり、ダイレクトに大腸に到達してビフィズス菌といった善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしていくことができます。
さらに、ミネラルの吸収をアップさせる働きがあり、カルシウムの吸収促進において特定保健用食品としても認められています。
ガラクトオリゴ糖よりも甘みがありますが、ショ糖(一般的な砂糖)ほど甘くありません。また、虫歯などの減員にもなりませんし、血糖値を急激に上昇させる作用もないオリゴ糖です。
オリゴ糖の中では水に溶けやすく熱に強い性質もあり、食品化に使いやすいタイプです。