プレバイオティクスとオリゴ糖

プレバイオティクスとオリゴ糖

プレバイオティクスとオリゴ糖

プレバイオティクスはヨーロッパでは有名な理念です。
日本でも少しずつ広まっています。
プロバイオティクスとは、外から善玉菌を増やすのではなく、もともと個人が持っている善玉菌を増やす、という考えです。
そもそも、プロバイオティクスの概念は体にいい影響を与える微生物をさします。

 

具体的に言うと、「消化管上部で分解・吸収されないこと」「腸内の善玉菌の栄養分になり増殖を促すこと」「腸内細菌のバランスを整えること」「健康増進に役立つこと」という条件があります。
これらの条件に当てはまるのが、オリゴ糖です。同じように、一部の食物繊維も該当します。

 

まず、オリゴ糖は分解・吸収されにくい糖なので一つ目の条件をクリアしています。そして分解されずに大腸まで届き、善玉菌のエサになって善玉菌の増殖を促進します。これで二つ目の条件もクリア。
すると、腸内細菌(善玉菌や悪玉菌)のバランスが整い、三つ目の条件をクリアして腸内が整うことにより健康増進に役立ちます。このように四つの条件をすべてクリアしています。

 

人の腸内には100種類以上で数にすると100兆個ほどの腸内細菌が存在します。これらを調和させるためにオリゴ糖を摂ることと、プレバイオティクスの考えが注目されています。